ペディオン王国

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ペディオンのあらまし

正式名称グランテノア王国。初代王ペディオンと王都ペディオンに因み通称ペディオン王国と呼ばれる。しかし王国とは名ばかりでマルダンで言うパーグ、ここではランロドが力を持つ。旧ハイルダルの第二都だったブリゼルを有し、議会と専制君主と大臣という構成を持つ。ハイルダル末期のペディオン率いる勢力の反乱がハイルダル滅亡のため、この地に安定した。

農業

温和気候で丘陵地帯に囲まれ小麦の栽培が主流。自給自足で、漁業や牧牛も盛ん。ベルタン川流域を中心としている。国内はほとんどが農業都市でありとりあげるものは少ない。また、ピィオネでは香料や香水、花などが栽培され、ナーバ川上流で牧牛が行われている。

人口

古くからの都市ブリゼル、新都市ペディオンをはじめ歴史を持つ国で、王国十七万三千人、ブリゼル九千六百人、ペディオン八千五百人で、それぞれ百十二ヘクタール、百三十ヘクタール。進歩的農業生活を営む。(全人口中には開発地の人口、奴隷を含む。)レイク=ポガットにはランロドの別荘や王国の離宮がある。

貿易

弓材を産し、丈夫な弓であると重宝されるため輸出している。またその木材は色々に加工される。近年、森林面積がわずかに減少している。カーゴ系の商人が多く、ギルドを形成し、ランロドを弱体化してきている。陸上輸送が盛んで、海上貿易は港が砂で埋まるのであまりない。スコープス・ベノンから農作物を輸入してもいる。カーゴ商人の多くはクライグに倉庫を持つ。クルタウス、ツラスト、アザス、ウイブル、カルサンザス、ブノール、ヒルサイトは交通の要所として栄えている。ロックヒルの海岸では砂鉄がとれている。

宗教

空の神グラッヅを信奉し、その東限である。民間信仰が拡がり、いたるところにその影響が見られる。グラッヅを一神教の主神的存在としており、土着の慈悲深く冷酷なる女神タズの信仰と融合している。王国は種々の神々を奨励している。

人種

エゼル人主体である。エギナ人の区画を設け差別している。

政治

カーゴ商人が進出しているが、今のところランロドの七割が団結しているので彼らの力は強い。枢議院においてランロドの力が発揮される。

特色

木、森、丘、道に対してそれが信仰対象になっていることが多い。少ないが森林深部、イースト・スティッカ中心に琥珀を産し、多くの山師が入ってきている。また、石灰岩質の山々があり、鍾乳洞が点在する。

歴史

ハイルダル王国時代の財宝や建築物が王国所有となる。町並みは巨大だが貧民窟の類いが廃墟のまま残されているところがある。都市は廃れていっている。辺境となったのもそうしたことが要因であると言える。
ペディオン王国建設から二十年は戦いが多かったが近年は安定し、シェリーカ島とスキカフ山地方面に進出した。

歴史年表

クノーン王国暦

  • 351年 アグリコルム内陸帝国建国。このころブリゼルに小王国ミルカムト国があった。
  • 399年 ミルカムト王国倒れる。こののち三王国がこの地方に興亡。ラドラス国、エルターク公国、フォルゼ王国。
  • 533年 フォルゼ王国滅亡。アグリコルムのデイカがこの地を平定。
  • 687年 ハイルダル建国。アグリコルム衰退。
  • 696年 この地方、エルターク公国が再建。翌年ハイルダルの領有となる。
  • 707年 アグリコルム滅亡。
  • 709年 ブリゼルがハイルダル王国の東都として制定される。
  • 969年 北方へ辺境開拓団出発。三次に及ぶ。
  • 980年 ペディオンの乱。
  • 988年 ハイルダル滅亡。
  • 995年 ペディオン王国成立。
  • 1005年 エギン帝国滅亡。
  • 1006年 プエリス湖畔の戦い。グラッヅ神殿の保護。
  • 1010年 北カスターナと同盟締結。カルサンザスの戦い。
  • 1013年 ペディオン初代王、ヒルサイトの戦いで没す。享年56歳。このころに軍団編成成立。
  • 1041年 現ペディオン地方の獲得。辺境王ミランを破る。
  • 1042年 新都ペディオン建設開始。
  • 1092年 枢議院の地位の法的確立。
  • 1104年 ペディオンに王室を移動し遷都。ペディオン大議会成立。
  • 1149年 南方派兵。
  • 1150年 マルダンへ出兵。(-51)ペディオンーマルダン不戦条約締結。
  • 1200年 国政整備の完成。
  • 1218年 木材輸出開始。魔法ギルドがペディオンに設立。
  • 1250年 森林にある琥珀採掘ブーム。区域採掘権競売会開設される。
  • 1265年 シェリーカ島征服。スキカフ山地を版図におさめる。エギナ人の大量処刑「血と呻きの日」

関連項目