北カスターナ連合王国

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北カスターナ小諸侯国、
小国が林立し、一つの大国家を形成している。諸侯会議とも言われる連合の政治機構の中心「中央」が代表である「王」を擁立している。「王」に実権はなく、あくまでも顔であり、「中央」が国を運営する。首都はコストルである。

特色

掟や野蛮な法律による武力主義で統治されている。それは宗教の力によるところが大きい。農民は兵士を兼ねている。
農村では豚が珍しくない。島々には未開なものが多く怪物も住む。

歴史

この地にあったエギナ人のエギン帝国をカスタナ人が南下して奪った。カスタナ人の南下はハイルダル帝国の突然の滅亡が原因である。この連合王国は、あくまで小国の集合であり、ばらばらで連帯は強くない。「中央」の運営は伯領ごととなり、かつてより連合の意味が問われている。第二次南下でアズアマイル伯領、ラカロアース伯領が狭まってきている。

農業

領域内の自給自足農業中心で、ブタの飼育が盛ん。二圃式農業を活かしている国もある。北部では牧牛が盛んで乳製品を生産している。

人口

大都市としてはコストル市(旧エギン帝国北都)七〇〇〇人、カスル市(旧エギン帝国西都)七二〇〇人、マジ市(旧エギン帝国首都)八〇〇〇人があり、マジ市は過密で治安が悪い。各都市は遺構を利用していて、旧市街の位置とはずれたところにある。

貿易

マジ市の貿易港はエイブルサックに次ぐ繁栄を遂げている。エギン帝国時代に建造された巨大なアーチ橋や波消しの為の人工島などで構成される。この港はかつて完全に人の手で掘り込まれた。
またカスル市やコストル市など街道沿いにある都市も海上貿易のほか、隊商相手の貿易で栄えている。
乳製品や蝋の上質なものは西方でもてはやされている。

宗教

嵐の神グラムバード、風の神ランデドゥ、戦いの神バルバンなどカスタナの神々が続く。その主神はブロンバーンであり、その名さえ恐れているという。港がある都市ではアギーン神やラゲルプト神などの神殿もあるが、力はさほどではない。
エギナ人の知識と理性の神ベルムン異神の象徴や建造物は破壊されている。エイヴォン伯領、ツイラン伯領には、死を滅ぼす神としてセト神の神殿とその聖山キューン山がある。
ラカロアース伯領以北にはメトル神崇拝が多い。
多様な神々のうち現世利益を威厳とともに与えてくれる力強い神々を認めている。

人種

カスタナ人がほぼ八割を占め、ほぼ二割がエゼル人である。エゼル人はラカロアース伯領以北に多い。
スコープスベノン平原には、カスタナ人系とキューナ人系の蛮族の集落が点在する。
エギナ人は頰に所有者の紋を入れられ奴隷として使役され、また生け贄として人身御供に使われる。エギナ人迫害はしばしば起き、流血沙汰もある。噂によるとカスタナ南下のエギナ人虐殺の時からの遺骸が街の下水道に残っており、人魂が市街に立つことも珍しくないという。

政治

十一地方二十六伯領で構成される。伯位を持つ者がその国内の王であり軍団長であるという制度である。王はカスタナ南下時の十五英雄の子孫であるとされる。南カスターナとはあまり仲が良くない。「中央」の政治機構はエギン帝国と役職名が同じである。

  • クライセン地方
    • アルボンス伯領
  • ババン地方
    • 二ヤール伯領
    • サイサース伯領
    • メアロア伯領
    • ジマケ伯領
  • ポエプタース地方
    • ラスブライアス伯領
  • ムルーバー地方
    • ハイフォール伯領
    • ビスエール伯領
    • スソラボラン伯領
    • ジレンフロイ伯領
  • アゼッパ地方・カスル地方
    • アズアマイル伯領
    • マルバルネット伯領
  • アイタル地方
    • ヴァスガライド伯領
    • ミルゼット伯領
    • オイクライネド伯領
    • ツイラン伯領
    • キマルカムラス伯領
    • カスダマルド伯領
    • エイヴォン伯領
  • ディラフォール地方
    • ラカロアース伯領
  • チューン地方
    • テイア・トロア伯領
    • イズクロア伯領
  • コストル地方
    • ニスパステイア伯領
  • ネウケン地方
    • スイルアロン伯領
  • マルノ地方
    • メルデール伯領
    • シズグラー伯領

有力者一覧

カルターリース

カスタナ系商人。カーゴ人から船員込みで買った魔文字入り商船で交易や輸送を行なっている。ハイフォール伯とアズアマイル伯の関係を保つ。またムルーバー島での隊商を持っており、マジ〜カパトス間、マジとカスルを交通する。カパトスの銅、ケイス島のオリーブ、ブドウ、蜂蜜酒、カスルの穀物、バルトドンの松材、セラーナの家畜、マジの舶来品を取引している。カルターリース自身も若い頃、船乗りであったが、今は失明しているため旅には出られない。この上なく海を愛する。海の神ラゲルプト神崇拝者。妻は三人持ったが三人とも亡くした。子供も亡くした。養子が一人いる。家族に恵まれぬ人である。六十八歳。

アバランカウン

カスタナ系商。ディラフォール海峡の輸送とバランドラドの砂金採掘を行なっている。ビスエール伯の信用があり、伯によればディーラ地方一の好人物だという。その名声により、ラカロアース(皇帝)から財務大臣に任命されている。また、貨幣鋳造も任されている。出身はカーゴ人の放浪者であったが、先代のカスタナ人の商家へと養子に迎えられたという。元は戦士で多少の魔術や学問の心得を持つ。人気があり黒い噂の立たない人物である。三十八歳。

ジュストース

カスタナ系商。先代からの航路開発などを受け継いだ。コストルの港ルーエはジュストース家のものであった。ルーエ〜カイス〜ロブラス〜ホイルトロス〜オングドロスのポエプタース島航路の交易と輸送を行なっている。この航路は暗礁の多いマルノ海峡を避ける画期的な航路である。またロブラス〜コニア航路はマジとコストルを繋ぐ重要航路である。ポエプタースの石灰石は建材の粗コンクリートの材料であり、石灰岩を採掘する鉱山も持っている。。コストルに邸を構え贅沢に暮らしている。三十歳。

バロルブラック

ブロンドカスク

サルボーラン

キラ=クルダサ

ヴェネボール

レットランドル

プロブルアール

トレイデュール

ラドルエイマー

エルグライダス

スティールボレン

ブラックホーク

ラカロアース伯(皇帝)

アズアマイル伯

アルボンス伯

イズクロア伯

ヴァスガライド伯

関連項目