ギオイアイ地方

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 「ギオイアイ地方」は、北極近くに位置し雪と氷に閉ぎされた未開の大陸「ウイウイッア・フィオ大陸」の全てを指し示すものである。この地方は古くから巨大な山脈にかこまれ、天然鉱石の多く採れる地方で有名だった。「ウイウイッア・フィオ」と言う不思議な呼び名は、山脈が重なり合い2匹のヘビが、のた打ちまわるように見えるのが、由来で、「のた打つ2匹の大蛇」の意である。  このいくつもの山々が、つらなった山脈帯を「カン・バ・ピュラ」神々の歯並びと呼んで信仰の、対象にもなっていた。山々は、激しく隆起し、低い山でも8000メートル、ひときわ高い山は、10000メートルを越していた。山から大きな川が流れ海へと流れていた。こうして発展をかさねた街「ルオイフィ」は支配者もしくは、指導者が現れぬという非常に珍しい状態で、発展し続けた。  この豊富な資源をもとめ過酷な自然にも怯む事なく人々は、多く旅したと言う。いろいろな種族の者が、村や集落をつくっていた。よく目につく種族はホニーズ人であったと言われている。ほとんどの者はここより遠くの街や都市へ鉱石より精練した、宝石・武器・装飾品を、売りに出掛けていき、また逆に遠方の都市の者が、買い付けにくることもあり、その街道「クロム・ロード」にも集落が発生し巨大な武器生産国になるのも時間の問題であった。街道筋には、約30から40余りの集落が、存在し常に非常時に備え、15人から20人の自衛良団が駐屯していた。

商人グアイ・ガウ・アジャイア

この人物が、登場するのは「ルオイフィ」が円熟期をむかえた中頃だった。彼は乱立していた「ルオイフィ」内部の商人をまとめあげ金額を払わない者や踏み倒そうとする者を説得、または社会的制裁をくわえ需要と供給のバランスを保ち続けた。また戦争の武器供給をあやつり次第に隣接する国々の深くに、潜りこんで行くその結果、「ルオイフィ」は、武器生産国を飛び越え、暗黒国家の道を歩むことになる。結果として「ルオイフィ」は最悪の死の商人を登場させてしまったのである。

「ソルク」襲来と魔法時代の幕開け

 醜く肥大した暗黒国家「ルオイフィ」しかしこの肥大は、突然とも言っていい崩壊を、迎えることになる。「カン・パ・ビュラ」を越えて未開の大地より侵略を、うけたのである。「ソルク」とは、亜人間で「エルフ」や「ドワーフ」といった者達の一種で、白銀の髪と赤黒い瞳を持つのが特徴であり、その他の種と比ペ比較にならないほどの強い「魔法の力」を持っていた、こうして「ギオイアイ地方」に魔法文明と人間以外の血が広まったのである。  「魔法」という暴力によって「ルオイフィ」を統一征服した「ソルク」は隣接する国々に次々と宣戦布告をおこない、戦いに勝利し「ソルク」の血をふやすにいたった。

魔法支配帝国「カンバピュラ」CC;698年

 征服より歴史は流れ大陸全土を支配した「ソルク」は、魔法支配帝国「カンバ・ビュラ」を名のり全ての統一のために動き出した。「カンパ・ピュラ」は五人の「ソルク」亜種によって支配された帝国となり一人の皇帝ではなく五人で一人の人間とみなされた者達が政治や戦争の指揮をとり成り立っていた非常に珍しい帝国であった。しかしその政治は、各方面に秀でた者が指揮をとったため成功し征服と侵略にいっそうの拍車が、かかったのである。そしてついには他に類を見ない巨大帝国になっていった。このころ発生した「魔法の力」研究する機関を、「魔法支配研究室」といい後に、「魔法組合」となる。

 余談だが……五支柱支配皇帝(フュンフ・ピラー)の名を示しておこう。

コウウヤタ・l・ウアファグ

 藍色の髪と茶色の瞳をもつ細身・長身の若者、狼のような油断ならない目付き、蛇のような狡猾さを持つとある。五人の中では、参謀的な存在であったらしい。秘密警察組織「ダフアガイ」を組織し内敵や反逆者を厳しく弾圧した。時にはいきすぎたこともあり仲間から、反感もかったが結果は、つねに彼がが正しく人一倍、民には厳しくあたり容赦なかったという。  「憎まれ役も、国には必要だ」

この言葉がしめすとおり彼は、政治の暗黒面を一手に受け持ち常に、表にでることなく生涯を生きた。享年67歳で死亡、結婚も子供ももうけることもなかった。

ファイシー・O・グラーハブィ

 通称”流血食らいのグラーハビィー”褐色の肌、体毛は濃く熊をおもわせる大男とあり。さらには、顔もふくめ体のあらゆる所に入れ墨を、ほどこしていたとある。戦場には好んで出兵し常に、先頭で戦い常に勝利し続けた。その半面、書物や文献も多く残し戦いにおいての戦闘法、武人としての生き様を、後世にのこし後に1対1の戦いに人生をみいだし騎士の先駆けとなった、「カンバピュラ侵略騎士団」の初代隊長となる人物である。コウウヤタとは、対象的に29人の子供を9人の妻たちの間にもうけた。享年59歳戦場では死なず、子供にかこまれ息を、ひきとった彼は、敗北の味をしることは生涯なかったのである。

バヂジャヒウ

 魔法使い「ソルク」の血筋を、五人の中で一番濃く受け継いだ人物、肌の色こそ薄い黄色と白銀のあいだなれど、その瞳は鮮やかな真紅だったという。フィンヒ・ビラーのなかで、ただ一人の女性、口数は少なくその薔薇のような美しい唇をひらくところは、めったに無かったと言われている。前に述べた「魔法支配研究室」初代室長である、政治力に優れ「カンパピュラ」の表の政治に、その辣腕ぶりを振るった。征服した村の、地質の改善や、家畜の品種改良を魔法によっておこなっていた。彼女については、謎も多く死んだとは、記録されていないのだが、生きていたら800歳近い年となるので、これはないだろう。備考、ファイシーの子を生んだとある。

スナエイェフ・R・ワフガイヨア

 体力よりも知性、政治よりも文学や詩を愛した。伊達男、装飾品を巻き付けた淡いブラウンの髪を、腰までたらし透きとおるような白い肌に、細い目をしていた。その口からは、物事の本質をとらえ、非常にウイットにとんだジョークが人々を魅了したとある。憎まれ口も叩いたが、不思議な魅力で恨みをかうことはなかったとある。彼は国の外のことを気にかけ他国との、文化交流を一手に引き受けていた。物腰は常に紳士的であり、民に精神的なゆとりをあたえていた。宝石の研磨法、絹製糸や、絹織り法を、はじめ、香水、娯楽、酒、およそ民が望む物を、洗練されたセンスにて国に広めた文化人である。彼自身も優れた文化芸術家であったとあり、自画像をはじめ五人の肖像画を後世に残した。  「民には、与える物を与えれば、国の妨げにはならないよ。」  などの言葉を残しムードメイカー的な存在であったらしい。  コウウヤタとパヂジャヒウの結婚においてこのような言葉を言ったとある。 「彼女は、魔法使いで、美人で、頭もいい……だが、男を見る目は、3歳の子供にも劣るな……奴をみるときだけは、目が裏返るらしい、そうなれば奴はこの国一の色男だからな。」  この言葉も、やはり恨みどころか愛すべき悪愚痴として仲間の、笑いをさそった。  彼は、一人の妻と二人の愛人の間に5人の子供をもうけたが、夫婦間の争いなくこの当時としては珍しく79歳の永き天寿をまっとうした。

フィシア・W・ウアッエア・チッグ

 最後に紹介する彼こそフィンフ・ピラーの中心存在である。黒銀の髪にバランスのとれた目鼻だちそして見るもの全てを見透うすような珍しいスカイ・ブルーの瞳をもっていた。人々の上に立つべき魅力的な雰囲気をもっていた。この不思議な姓は、母のものだと彼は語っていたが、うまれてすぐ捨てられた捨て子で、なめした皮の裏にウアッエア・チッグ(極めて・失敗)とゆう走り書きのメモと捨ててあったいう。生い立ちそのものは、不幸であるが人生はそう捨てたものではなかった。パヂジャヒウと名乗る「魔法使い」との出会いがはじまりだったいう。彼女は彼と連れ立って、まだ未開の大地だった大陸を、旅から旅にかさね指導者としての力量をそだてたという。  彼女は、まるでわが子を導くように厳しく、そして優しく、おしえをほどこしていった。この旅の道中にコウウヤタたちと出会い、永き戦いや、平和共存などの政治戦略のすえ、「カンパピュラ」の発足にいたった……だが、国は繁栄するも、一つだけ彼に苦悩があったという。それは子供ができなかったということである。彼は、先天的に種がなかったものと今は考えられている。しかし彼は、養子をもうけ母となる女性「キイオ・オフィ・ギアア」をむかえ国の繁栄を願ったという。  国を造り繁栄をもたらし指導者として成功し幸福の絶頂をむかえた彼の最後の言葉は、「思えば、悪くない人生だった……だが、やはり俺は、失敗作か……」  血は、残せなかったものの、歴史の礎をきづいた、偉大な指導者は、こうして62歳の人生に幕を下ろした。

 五人による支配が、成功したのは「ソルク」の思想によるところが、大きな要因であった。「ソルク」は、この世界と人間をはじめ全ての物体は五つの根本要素からなりたっていると考えていたからである。


そして歴史は「グ・レ・イ帝国」の幕開けをむかえる CC;780

 「グレイ帝国」それは「カンバピュラ」の歴史が82年を数えたときにおきた大事件であった偶然か、それとも作為的にかは謎だが純潔に近い「ソルク」がその代の五人の指導者として新たに皇帝の地位へとついたのである。初代皇帝「フアエ・ウイア・フセンヌ1世」は、巨大な「カンバピュラ」を三分割しそれぞれに、一人の宰相と五人の支配者をおき同じ政治体制をとった。

首都となる第一国を「グ・ヒオリッツ」 不可侵国 騎士中心の国を  「レ・ヒオリッツ」 侵略征服国 農民と商人の国を 「イ・ヒオリッツ」 生産礎国

 として大まかな、住み分けをおこない頭文字をとり「グ・レ・イ帝国」となる。  三分割された国はそれぞれに発展し、歴史に暗躍していった。あるとき当時の「魔法支配研究室」長「シァイ・アルア」という老人が大掛かりな魔法召喚儀式を行いある生物を操り支配する事を思い立った。それは数百年に一度、姿だけ大空に確認される。「ヒュージ」と名づけられた巨大な生き物だった。蛇のように長い体に、8対の計16枚の翼をもった生き物であり驚くことに体長は約2000キロメートルあるものと考えられていた。これに成功した「シァイ・アルア」は第一国を「ヒュージ」の力をかり「カン・パ・ピュラ」山脈の中腹に移動したのである。それは、第一国を地殻ごと半球状にえぐりとり空中移動したのである。その後、残された後には川より水が流れ込み、湖「リコカク湖」になったといわれている。その結果古くから信仰の対象になっていた山脈とかさなり皇帝は神と思われる存在へとなっていった。そして政治・経済・民衆の生活安定も繁栄を極め時代は、無数の思いをのせ歴史は流れ現代「グ・レ・イ帝国」は不動の国々の仲間入りをはたす。

CC歴;790年

現神皇帝 「フアエ・ウイア・フセンタ1世」14歳、少年

五支柱支配皇(フュンフ・ピラー)

魔法支配研究室長 「シァイ・アルア」90歳を越えた老人

秘密警察長官 「アンリー・U・ジャヅア」34歳、鋼鉄婦人の異名をもつ才女

グ・レ・イ帝国侵略騎士団長 「ラスホンタ・E・グラーハブィ」29歳、初代の血を引く冷徹な軍人

文化思想官 「ハーゴアコ・Y・ジキダブィン」43歳、芸術家あがり元は商人

五支柱支配官 「フアガンチア・R・ウーコライン」32歳、豊な知識と政治の才能をもつ。