惑星間の交通:虚数時空バージ(曳航)方式

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No.6

虚数時空バージ(曳航)方式

 太陽系惑星間の交通は虚数時空バージ(曳航)方式で行われる。シュトルム・ベルトという通称のこのシステムは通常、時空間の強力なウラシマ効果を打ち破り虚数時空のいわば泡(バブル・シュトルム)を作り出す。泡はシュトルム・べルトという名の通り、砕氷船が流氷を打ち破って進むように、一度、虚数時空を作り出す。しかし砕氷船と同じように一度発生させたバブルはやがて小さくなり消えてしまう。曳航母船は高価な機体であり、強力なソル・スケールコーポレーションの民間所有物か、戦闘能力を持つ惑星間戦争用に武装した国家の曳航戦艦であったりもする。
 シュトルム・ベルトを利用するには、小型宇宙船にしろ、戦闘艇にしろ曳航される必要がある。曳航されている船は光煌く。ただしワイヤーで物理的に牽引されているわけではない。母船が破った虚数時空にとどまっているだけで、つまり泡(バブル・シュトルム)に入っていれば本来の時空間が戻ろうとする力が働くので引っ張られるように進んでいくことができる。泡(バブル・シュトルム)の最後尾に回ってバブルの自然消滅を待てば途中下車。目的地到着となる。(以上修正版)