妖術

提供: 幻創世界ドループ
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物の真の名を用いず、仮名を名付けて力を働かせる魔術である。
仮名を名付ける際に必要な力として主に厄災(ロイモス)による代償がなどから導く。
神々による霊力を基にした理論妖術である神導術(テウルギア)も魔術理論としてはこのジャンルに含むとされる。神々は精霊界同様、神霊界の異界の及ぼすパワー由来であり、神霊界を消耗すると考えられるからである。神霊界を消耗すれば、世界に少なからず厄災が起こる。また、神々は世界法則の書き換えは出来ないとされる。この点が魔術師と神官・僧侶と論争の的になる。確かに創造神が世界の始原を担っているという信仰が正しいのであれば、世界法則もその始原から始まったと思われるが、いったん産まれた世界法則の書き換えを神々が為したという神話は皆無だからである。世界創造の時点では神々が世界の名を手にしていたことは魔術理論上も認められている。
同様に世界の名を用いることのない、悪霊界のパワー由来である悪魔・悪霊・邪霊との契約による低級妖術を指して神官・僧侶が妖術と呼ぶ場合もある。こちらはゴエティスという。
悪魔・悪霊・邪霊との契約、神々との正式な絶縁、夜間の秘密集会、夜間の野駆け、神聖なシンボル・ガレリアの冒涜、狂宴(オルギア)、いけにえとしての新生児殺し、人肉食などによって悪魔・悪霊・邪霊から力を与えられる。そこではその領分として、カネ・セックス・俗世での成功を捧げるものである。